今回は「MISSING映画ネタバレ解説!結末や原作元ネタ」についてご紹介します。
2024年5月に放映された映画【MISSING】は、6歳の娘が突如行方不明になった母親のお話です。
SF系などではなく、実際に現実でも起こりえる問題がモチーフとなっている映画で注目されていました。
世間のバッシング等に負ける事無く娘を探し続ける母の話ですが、その展開は壮絶なモノです。
ここではそんな【MISSING】のネタバレを含みながら、犯人や結末、元ネタとなった話などを調べて紹介していきますね!
- MISSINGの結末はどうなる?
- MISSINGの犯人は誰?
- MISSINGには元ネタ原作があるの?
MISSING映画ネタバレ解説!結末はどうなる?
https://twitter.com/Orlando_Orlind/status/1792182382646468642
MISSINGの結末としては、主人公・沙織里の娘は行方不明のまま見つかる事はありませんでした。
沙織里は娘を見つけるためにビラ配りは筆頭に、記者などの伝手を頼った情報収集名とも行っていました。
SNSでどれだけの誹謗中傷を受けても、娘を見つけ出したいという想いだけで生きていると感じさせてくれますね。
作中では類似する事件が発生して、娘の手掛かりになればと沙織里も率先して事件解決の手助けを行います。
https://twitter.com/roger_movie/status/1793226116297318630
しかし、娘だけが戻って来る事なく、沙織里は事件発生から2年が経っても娘を探し続けるビラを配り続けていました。
それと同時に子供達を護りたいという想いから小学生の登下校見守りボランティアに参加するようになっていきます。
娘は戻ってきていませんが、子供達の姿を見ていると前を向いて生きてと娘に言われている気持ちになる沙織里が印象的なシーンで終わりますね。
実際にお子さんが行方不明になった母親は、何年経ってもその傷が癒える事はありません。
MISSING映画ネタバレ解説!犯人は誰?
「ミッシング」の石原さとみ、演技がリアルすぎる。一歩間違えたら過剰になりそうだが、最初から最後まで圧倒的な説得力がある。感情表現がとにかくリアル。イラつきすぎて言葉がうまく出てこない様子とか現実にしか見えない。後半の警察署の「例のシーン」だけでもこの映画を見る価値があるレベル。 pic.twitter.com/RK29DC5eIs
— にっしー映画感想 (@nishiedogawa) May 18, 2024
MISSINGでは明確に犯人が出てきていません。
というのも、この映画は娘が行方不明になった際に世間からは「両親が犯人だ!」というバッシングが描かれています。
このバッシングの理由も、父親である圭吾が娘の美羽が行方不明になった際のインタビューや警察での事情聴取などの発言の怪しさでした。
そのため、世間では両親がというよりも父親が怪しいという事で嫌がらせを受けるシーンも描かれています。
ミッシング、皆さん素晴らしいんだけど、私的にここまで普段のタッパ活かした格好良さを消して不安定な妻を支えながら正気と良識を保ち続ける夫役の青木崇高さん、MVPです。レストランの一幕とか誕生日の件とか自分自身の中の怒りを頑張って制動してる、でもあくまで普通の人の役、上手すぎる… pic.twitter.com/06EIc8kshB
— 梶原一郎 (@robosuretaroji_) May 18, 2024
のちに父親である圭吾が隠したがっていた秘密が誘拐などではなく「事件当日に違法とばくの店にいた」という事実でした。
その後MISSINGの舞台は2年後を描かれますが、娘の美羽は最後まで見つかる事無く終わっています。
この作品では「犯人を追及する」というものではなく「娘を失った母親の心境」を強く描いていますね。
故に明確に犯人を特定する事がなく、最後まで犯人は見つかる事はありませんでした。
MISSING映画の原作元ネタについて
『#ミッシング』(2024/日)
劇場にて。幼い娘が失踪した母親の物語。最初から最後まで薄氷の上にいるような緊張しっぱなしの119分。悪夢のような物語だけど、登場する人はみな普通の人。だからこそ描ける当事者と他人の距離。この映画は日常にある「他人事」を描いている作品だと思う。 pic.twitter.com/if4gwPxeDw— 銀色のファクシミリ (@Iin5cjYdKrAm26D) May 19, 2024
MISSINGは映画になるにあたって、元ネタといわれている事件があります。
それは【山梨キャンプ場女児失踪事件】とされていますね。
2019年に起こった事件であり、行方不明になったのは当時小学一年生の女児でした。
この時警察やボランティアの努力もむなしく女児を発見しませんでしたね。
『ミッシング』は2019年に起きた「山梨県道志村キャンプ場女児失踪事件」をベースとした物語であるが、「無数の形のない悪意」(SNS上の誹謗中傷など)に対して有効なのは「少数でも手を握ってくれる善意の連帯」であることが誠実に描かれている。 pic.twitter.com/sU6yvzi8fQ
— suzu (@nezimaki49081) May 17, 2024
MISSINGの元ネタがこの事件と言われて大きな理由は、母親へのバッシングでした。
女児が行方不明になった際に母親はチラシを配ったりなど様々な捜索に力を入れていました!
しかし、SNSではその姿が「母親が犯人だ!」「こいつが怪しい!」などの根拠のないバッシングが広がりました。
あまりにも酷いバッシングもあり、中には逮捕者が出るほどでしたね。
『空白』が川崎少年万引き事件をモチーフにしてたのなら、やはり『ミッシング』は山梨キャンプ場女児失踪事件をモチーフにしてるのでしょうか。
最後は救いのある物語であってほしい。 pic.twitter.com/9vOTKY2TFo— トモヤミ@映画好き夫婦 (@yauyu_tomoyami) April 16, 2024
結果としては2022年に女児と思わしき白骨が発見された事からこの事件は幕を閉じました。
MISSINGでは明確に娘の死が描かれていませんでしたが、類似点が多い事から元ネタはこの山梨キャンプ場女児失踪事件と考える視聴者は多いです。
まとめ
『ミッシング』
6才の娘が失踪し、心身共にボロボロになる石原さとみ。
ある日、仕事である伊予柑(みかん?)積みに従事している際に、日光に当たった伊予柑を「きれい」とふと見惚れるシーンが印象的でした。
心に余裕がないときれいなものをきれいと思えない。心の回復を描いた素晴らしい演出でした。 pic.twitter.com/4ndcM9xBVM— suzu (@nezimaki49081) May 22, 2024
以上、「MISSING映画ネタバレ解説!結末や原作元ネタ」についてご紹介しました。
- 娘が見つからないまま終わる結末
- 犯人は最後まで分からないまま終わる
- 元ネタは山梨キャンプ場女児失踪事件の可能性
MISSINGは、行方不明になった娘を探す母親の心境が丁寧に描かれていた映画です!
また、母親に対する世間のバッシングもリアルなモノでした。
最終的に娘が見つかるという美しい最後ではなく、犯人も娘の安否も分からない後味の悪さがMISSINGのリアルさをより追求したとされていますね。
さらに元ネタとされる事件でもSNSを利用した心もとない誹謗中傷があり、その行為で被害者家族がどれだけ傷つけられたのかもわかりました。
爽快感や感動的なものではないですが、実際に事件が発生した際の家族の心境を知るにはもっともな作品ですね。